Business
事業紹介
コスメティック開発・製造販売
YUK COSMETICSは、北海道のみに生息するエゾシカの脂を配合した世界でも新しいコスメ製品ブランドです。エゾシカの脂には、中国でも馴染みのある同じ動物性油を原料とする「馬油」との比較において、より優れた成分効果があることがわかっています。その優れた成分の1つ目はシカ脂の融点が35.2度(馬油26.7度)で人の肌の体温(平均36度)に最も近いことから、人肌への馴染みや浸透性が極めて高いこと。2番目に、人の肌の老化や酸化を防ぐビタミンEの含有量も馬油の5倍も含まれています。3番目は、シカ脂は、古来中国においても傷薬や火傷薬として使われてきたように、高い肌細胞の復元効果があります。シカ脂のコスメ製品への配合は新しい試みでありながら、人の肌や髪の毛のケア製品として、とても優れた原材料だと言えます。
また、日本に生息するシカの中でも、北海道に生息するエゾシカは、餌のない冬を越すために夏から秋にかけて体内に脂を蓄える唯一の習性をもっているシカで、このため、他のシカに比べて個体も大きく、良質な脂を蓄えています。YUK COSMETICSに配合されるシカ脂は、全て北海道産のエゾシカの背脂に拘っているものです。
さらに、 YUK COSMETICSの大きな特徴は、特殊脱臭技法を開発し、2回に及び良質成分を保持したままシカ脂原材料の脱臭を行い、その上に香りづけを行う技法を用いており、いつまでも獣臭とは無縁な香りをお楽しみいただくことができます。
レザー加工・販売(レザー・毛皮・セーム)
シカ皮は軽くて丈夫なうえに通気が良く、とてもキメの細かい皮質が魅力です。その柔軟性のある着心地は素晴らしく、適度な伸縮性も兼ね備えているので、シカ皮の手袋やジャケットは体にフィットし、手入れをしなくてもしなやかさが保たれると言われています。しかし、シカ皮の多くは野性のものから作られることが多く、まだ供給量が少ないため牛皮ほど多くは出回っていません。このため、日本で製造されるシカ皮の原材料の多くはニュージーランド等からの輸入品が大多数を占めています。
阿寒湖に根付く北海道の先住民「アイヌ」にとっても、エゾシカは暮らしに欠かせない存在でした。エゾシカの皮は、衣類のほか、ブーツ、ラグマットなど、防寒対策としても幅広く利用されていたようです。アイヌの人々は、自然の恵に感謝しながら命を頂いて有効活用するという精神、そして、エゾシカを捕ることで「森林を守り、育む」という現代社会における「SDGs」の基本理念とも言える信念がありました。
また、北海道では古くは鞣しの技術がなかったことから、主に毛皮として流通し、使用期限も1年が限界であったとされています。しかし、鞣加工技術が発展した現代では、毛皮だけでなく、セームやレザーなど多種対応なアイテムが作られるようになりました。中でもシカ皮は「皮のカシミヤ」とも言われ、世界中に愛されています。
AKAN LEATHERは、古くからアイヌの人たちが大切にしてきた「サスティナブルな精神の伝承」と「最先端の技術とデザイン」を併せ持つ、「唯一無二のエゾシカレザー」をブランドストーリーとして描いています。
エゾシカ牧場建設・運営
エゾシカ利活用事業のハブ施設となるのが養シカ牧場の建設と運営となります。
北海道において、エゾシカの頭数制限が大きな問題となっている中、シカを繁殖させる養シカ牧場は逆の発想に思えるかもしれません。しかし、欧米やニュージーランドでは、同じくシカの頭数制限という問題を抱えながら、逆に大規模な牧場を作って、肉や毛皮、角などの商品化を進めて一大産業にして、結果としてシカ個体の価値観を高め、頭数制限にも結び付けたという実績があります。
本事業で行う養シカは、ニュージーランド型の準養シカを予定します。
駆除現場でシカを殺すことなく生体捕獲を推進し、一定期間を牧場で養い、肉や毛皮、その他の部位を安定的に生産していこうとするものです。また、牧場での飼育も畜舎飼いではなく、山林を囲う形で場所を選び放牧させ、餌のコストの低減化を図ります。
食肉加工販売
シカ肉は昨今のジビエブームにも乗り、他の食肉と比べ脂肪が少ないヘルシーな食材として関心を集めています。 低カロリーなのに高たんぱく、鉄分も豊富で、とてもヘルシーな食肉といわれています。また、 シカ肉に含まれるヘム鉄と呼ばれる鉄分は人間の身体に吸収されやすく、貧血や冷え性を予防する健康促進にも効果的な食材とされています。このシカ肉の中でも、北海道に生息するエゾシカは、餌が枯渇する積雪シーズンを前に、体内に脂を蓄える独自の習性をもっており、10月~1月までは脂の乗った良質な食肉として道内外から高い需要があります。
他方、シカ肉の加工には適切な血抜き処理を行い、かつ、加工業者の目利きによって大きく味が変わるという難点があります。一般的に血抜き処理については狩猟後30分以内に血抜きを行い、2時間以内に加工場まで運ばないと食用肉としては使えないとされています。
ペットフード製造・加工販売
最近は日本国内でも、ペットのアレルギーに悩まされるケースが増えています。ペットフードに使われることの多い牛肉、乳製品、小麦、鶏卵、大豆、トウモロコシ、食品添加物などがアレルギーの主原因といわれます。
そこで、「シカ肉」が注目され始めました。野生のシカのエサとなるのは、自然環境で生えている草や木の皮や木の実です。家畜ではなく野生なので、育つ過程で人工的な手が加わっていないのがシカ肉の大きな特徴といえます。他方、通常家畜である牛、豚、鶏は、成長ホルモン剤や感染症を防ぐ抗生剤や輸入飼料が使われることが多いのですが、シカは自然界で育っているので、化学薬品など有害物質を食べることがない食肉といえるのです。
そのようなことから、アレルギーの心配が極めて少ない高タンパク、低カロリー、低脂質という特徴を持ち合わせている「シカ肉」がペットフードとして嗜好されるようになりました。
サプリメント開発・販売
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